あらすじ
バツイチになったのを機に、学校司書として働きはじめた詩織。人には言えない秘密を抱える彼女のもとに、様々な謎が持ちこまれる。本に込められた思いと謎を読み解くブックミステリー。
<出版社より>
|
目次
- 司書室のキリギリス
- 本の町のティンカー・ベル
- 小さな本のリタ・ヘイワース
- 読書会のブックマーカー
- 図書室のバトンリレー
- 巻末付録 竹内真のブックトーク
本から読んだ人の感情を読みとることができる主人公・詩織。ひょんなことからなんちゃって学校司書として働き始め、前任者の残した手引書、ユニークな校長、癖のある司書教諭、そして図書室を訪れる生徒たち。新たな生活の中で様々な小さな謎を解き明かしていく。こんな図書室があったら通い詰めただろいうなぁ、と単純に羨ましくなっちゃいました。学生時代図書室はあったけど本もそんなに充実してない印象だったしあんまり利用してなかったんですよね。でももうちょっと利用してみてもよかったかもと思いました。
読んでる間中、生徒のキラキラした青春模様とか、成長していく様子とか、登場人物みんな本が好きなんだなぁとか、真っ直ぐに伝わってくる本でした。
本文中でも色々な本を紹介してくれていて今度それも読んでみたい〜と思って、一粒で二度楽しめる小説です。