あらすじ
主人公はバスケ部に所属する宮本 大。
中学の時、友人に連れられて見に行ったジャズの生演奏に心打たれた。
その後、たった独りでただがむしゃらにテナーサックスの練習をはじめる。
ダンクシュートを打つ身長も、ジャンプ力もない。身体には限界がある。
でも音にはきっと………
楽譜は読めず、スタンダードナンバーも知らない。
ただひたすら真っ直ぐ突き進んでいく。
「絶対にオレは世界一のジャズプレーヤーに、なる」。
雨の日も猛暑の日も毎日毎日サックスを吹く。初めてのステージで
客に怒鳴られても。それでも大はめちゃくちゃに、全力で吹く。
「僕好きだな、君の音」。
ものすごくめちゃくちゃな演奏。でも、人を惹きつける力が大の音にはある。
激しく変わる。激しく成長する。 ジャズに魅せられた少年が世界一のジャズプレーヤーを志す物語。
<出版社より>
友人が気になるといっていた漫画。
普段漫画は読まない様子だったその友人が気になるなんてと興味を持ったのが最初なんですが、これ映画にもなっているんですね。しかも上映中(2023年3月現在)。これは読んでみるしか無いと思い先ずは第1巻。
ジャズに魅せられた中学生がその日から来る日も来る日も、毎日土手でサックスを練習する。楽譜は読めず耳コピで、お金もないのでリードも木製。あまつさえお手製の竹リードまで作ってしまう。まあ、それは音が出なくてすぐに断念しますが笑。
でも信じて疑わないんです、この主人公は。必ず世界一のジャズプレーヤーになると本気で信じているんです。信じているというよりは見えているんでしょうね、世界の舞台に立つ自分が。
普通に考えたら、音楽を勉強した事もなく独学で、何をどうすればなれるかのとっかかりもない。無理ですよね。いつか折れてしまう。でもこの漫画に限らず成功する人たちを見ていると共通点があって、視線の先に成功した自分が見えているんじゃないかって思えるんです。そしてそこに辿り着くまで決して歩みを止めない。というか、立ち止まるなんて考えた事もない。そういう人たちが夢を叶えていくんだろうなぁ、と。
この主人公も十中八九そんな人種だと読んでて確信しました。
続刊も購入決定ですが、その前に映画を観にいくかそれとも全巻読了後にいくべきか、いずれにせよ映画も漫画も必見ですね。