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マンガ

白暮のクロニクル<感想> ー不老不死オキナガ 彼らが紡ぐクロニクルー

あらすじ

そこは、「悲しき不老不死――オキナガ」が存在する世界。
厚生労働省の新米公務員・伏木あかりが配属されたのは
不死の種族「オキナガ」を管理する部署。
厚労省での仕事1日目にオキナガ惨殺事件と遭遇し
怪死事件を追う任務を与えられる、あかり。
しかも見た目は少年、中身は88歳老人の殺人事件マニア・雪村魁とタッグを組まされ

時を越えて生きるオキナガに起こる怪死事件、
彼らの想いが紡ぐ年代記(クロニクル)。
日常系×非日常ミステリーの世界へようこそ!

<出版社より>

 

honto 紀伊国屋書店 amazon 楽天Kobo

 

昔からゆうきまさみさんの作品が好きでよく読んでいたので、このマンガを見つけた時は即読み始めました。この作者はコメディ・シリアスどちらもディティールが凝っていて読み応えがあるのでお気に入り作者さんの1人。

基本的に不老不死のオキナガ。でも病気は発症しないだけで感染するし、ある条件下では命を落とす。最初からオキナガとして生まれるわけではなく、瀕死の状態で血を分けられるとオキナガに【成り上がる】。それはもう望もうとも望むまいとも。

主軸は幼馴染の想い人を殺された1人のオキナガがその犯人を追いかけるというストーリーなのですが、巻数ごとに別のお話と組み合わさって起承転結を味わえます。テンポも良く読みやすい。

オキナガが題材の非日常な設定なんですが、そこに絡んでくる人々の差別感情や無知、無関心、エンタメ作品でありながらジワジワと沁み込んできます。でも笑いも忘れない。

11巻なんですが、ラストシーンが刺さります。
ファンタジー系でありながらミステリー好きにもおすすめできる作品です。

 

きょうのにゃんこ

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